サーフィン上達に必要な観察力!
サーフィンは観察力が重要!
春になると三寒四温という天候の変化で、波が良くなったり悪くなったりの繰り返しですね。
健康面でも気を付けて、サーフィンを楽しんで下さい。
今回は”観察力”ということを中心に書いていきたいと思います。
サーフィンの上達というと一番皆さんが気にしているのは、サーフィンのやり方、ずばり”テクニック”を知りたいのが一番だと思います。
確かにテクニックを知ることが一番の近道になるかもしれません。
私のスクールに来る方も、テクニックを教わりに来ていると思いますし、私もテクニックを主に教えています。
ですが、そのテクニックを頭に入れても、テクニックを使える状態はどこなのか?を知らないと、そのテクニックも宝の持ち腐れとなってしまいますよ。
テクニックよりも観察力が先!
今日のテーマである”観察力”を駆使して下さい。
私は常に基本が大事だとは言っています。
とにかくテイクオフの質がライディングの質を決めると言うのは間違いありません。
このブログを見ている方はある程度ライディングが出来る方だとは思います。(初心者の方でも参考に見てくださいね)
そんな皆さんが、いちばん最初に見直してほしいのがテイクオフなんです。
そのテイクオフのコツというと、私が教えることはテクニックですが、良くレッスンに来る方は”目から鱗”といっていただけます。
巷にあふれる無責任なレッスンを受けてしまったり、本などで勉強した”セオリー”というものは、意外とただの思い込みだったりするので、私が何百人と教えてきて、確実に成果のあるレッスンを聞くと”今までと真逆”というテクニックにびっくりされる方が多いんです。
その真逆のテクニックを生かすも殺すも”観察力”なんです。
テイクオフをスムーズにするコツでも観察力が必要!
テイクオフの波のキャッチを見ても、私は後ろに引いて、乗ろうとする動きをしてほしくないと言います。
巷のセオリーでは、顎までついて、体重を前に!もっと漕いで!パドリングが足りない!なんていう感じですよね?
私のレッスンでは、もっと漕がないで、体重は移動しない、乗ろうとしない!そんな感じです。
でこの違いをどう受け止めるかなんですが、最初はやはり体が言うことを聞きません。
テイクオフに悩む方も、ライディングに悩む方も、おそらく人間の先入観では”行きたい方向へ加速しようとする”心が芽生えてしまいます。
- テイクオフでパーリングしたくない。
- テイクオフを誰よりも早くして波を取りたい。
- 良い波だ!絶対に乗りたい!
- 置いて行かれたくない。
そんな思いが頭をよぎるのは仕方の無いことです。
ですが、そのセオリーを真逆に使って練習しますので、体が言うことを聞きません。
- どうしても漕がないで乗れる自信がない。
- どうしても前に体重をかけないと不安。
- どうしても乗ろうとしないで乗れるという確信が持てない。
そんな感じです。
私はゴルフは習っているのですが、まあ、スライスという初心者特有のミスは出まくります。
飛ばそう、狙おうという気持ちが先走って体が言うことを聞かないんです。
問題はそこまでわかっていたら、まず観察してみることなんです。
じゃ、本当に上級者の人は漕がないで乗るのか?
前に体重を掛けて思いっきり漕いでいるのか?
そんな疑問を持って観察してみてください。
今はYouTubeという便利なツールがあるので、海に行かなくても見ることが出来ると思います。
↑私の動画です。
確かに思いっきり前に体重を掛けて、思いっきり漕いでいる場面も見れますね。
しかし、漕がないで乗ることも多いんです。
いままでは、上級者やプロの方は、ほとんどが思いっきり漕いでいるとか、全部前体重で漕いでいるとかのイメージが無かったですか?
観察してみると意外とリラックスして漕いで、すっと乗っていってしまう事も多々あります。
観察して覚えてほしい事
で、皆さんによく見てほしいのはこの、漕がないで簡単に乗れてしまうテイクオフなんですよ。
これの感覚を身に着けてしまえば、更に漕いで乗れば最速のテイクオフになります。
波のパワーをしっかりとキャッチして、最大限に加速させてもらう方法なんです。
そのうえで、体重移動を使ったり、パドリングパワーを最大限にかけたりという事なんです。
じゃあ、どうやって漕がないで乗れるのかは、実際に私のレクチャーを受けてみればわかると思いますが、受けただけでテクニックを頭に入れただけではうまく乗れるようにはなりません。
そのあなたの頭の中を一度クリアにして、新しい感覚を入れなおさないといけないのです。
その入れ直しの作業で、観察力をもって漕がないでテイクオフしている上級者、プロの方を見てください。
頭の中に漕がないでもテイクオフは出来る!
って確実に思えるほどに。
観察力を最大限につかって、
- どこで波に押されているのか?
- どっちの方向へ漕いでいるのか?
- 顔の向きは?
- 足の形は?
なんでも良いです。
一つ一つの動作をコツコツとみて、イメージを強く持てるように観察してください。
そうやって新しいイメージがわいてくれば、私の言っている”漕がないテイクオフ”が分かると思います。
そこまで行ったら、あとは海で実践すれば簡単にできてしまいますよ。
どうしても波が近づくと漕いでしまう。
どうしても体重移動を掛けてしまう。
どうしても波から目を離して漕ぐことに集中してしまう。
そんな方はこの3項目をしっかりとイメージしてくださいね。
この3項目をやらなければ簡単に波に乗れますので。
是非お試しください。