ボードコントロール

ステップバックはした方がいい?

先日書いたブログからの質問でした。

『ステップバックはした方が良いのですか?』

という事なのですが、ステップバックが出来なかったらサーフィンは上達しません。

ステップバックできなかったら、出来るであろうテクニックはアップスまでです。

その先のオフザリップ、カットバック、ローラーコースターやエアリアルなんて、かなり難しくなりますよ。

プロや上級者の方の板って見たことありますか?

ちょうど私が先日板を買ったのですが、珍しく中古で買ったんですよ。

アルメリックのバニーチャウという”ジョディー・スミス”のモデルなんです。

練習生の方でも数人もている方がいたので気になっていたのですが、中古ボード屋さんでたまたまちょうどいい中古があったんです。

で、なぜ買ったかというと、ボリュームが29リットルちょっとあるのに、デッキを含む板の重さが2.2キロ!

しかもEPSです。

このボリュームでこの軽さは!とボードを見てもライダー用のステッカーがバリバリ貼ってありました。

ということは、オーストラリアのどこかのプロやライダーの方が使っていたのでは?

ということで衝動買いです。

板が来てみると、なんどデッキテープの位置が!

限界までテール寄りです。

というか限界超えちゃってます。

なんとリーシュコードを付ける紐の部分を、デッキパッドのキック(一番後ろのでっぱり)を下側をくりぬいて、カップの上に張ってありました。

ここまで限界に後ろに張っている方も珍しいなと思いつつ、まずは試乗してみることに。

このバニーチャウというモデルは、かなり脚力が無いと踏めない板なのですが、その特徴として、テールエンドから30センチから40センチのあたりから急にテールが細くなっています。

 

ということは、ちょっとでも前に後ろ足が来ると、踏み込む部分には浮力が出ます。

タルいセクションなどのアップスなどでは、あまりステップバックせずにスピードが出ます。

逆にスピードがついた場合は、いちばんテールエンドにステップバックしないと、テールが沈まないので、テールやレールが入れづらくなり、コントロールが難しくなります。

で、試乗中はこの辺意識して入ってみると、足一足分でかなりの踏み加減が変わります。

これだけ変わると、デッキを張る部分が3センチでも後ろにあるということは、板を動かす際に軽くなるという事なんですが、その通りステップバックして乗ってみると、板の軽さも手伝ってか、このボリュームの割には、25リッターくらいの板乗っている感覚で動きます!

私は試合に出ていたころの感覚だと27リッターから28リッターの板を乗っていたので、その感覚でスト29リッターはちょい多めです。

ですが、とにかく軽さが手伝って、トップでの動きは素足感覚!

エアーではほとんど足がくっついて離れないというくらいにやりやすい!

アップスでもちょっと蹴るだけでスムーズに加速する!

軽くて浮力も出るのでテイクオフも楽になりました。(ドルフィンは面倒)

で、結論から言うと、サーフィンはステップバックできるなら、ボードの出来るだけ後ろに乗っていた方が、意識しなくても軽く動くし、反応も良くなるので、イメージした通りのサーフィンになりやすいという事なんです。

特に切り返しという、つま先側からかかと側への切り返し(その逆も)は軽くてスムーズ。

テイクオフから、アップスくらいまで出来る方は、1か月かけてでもこのステップバックは覚えておいた方が良いですよ!

とにかく、私のレッスンではテイクオフは安定することを最重要としてレクチャーしますが、中級者の方は、このステップバックをまずは覚えてくださいね。

波に乗ったら、とにかく足の位置に気を付けること。

波に乗ったらずっと前足体重になってしまう方も、後ろ足を踏みなおすついでにステップバックという意識でやってみるといいですよ。

 

 

サーフィンレッスン歴25年近く、延べ2000人近くレクチャーしてきたノウハウと、月間に10万件近い閲覧数を誇るブログを運営してノウハウを提供しています。リアルレッスンもわかりやすいと評判で、予約が殺到しています。 是非私のメソッドをお試しください。

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