まっすぐ進めますか?
まっすぐ進めますか?
今日はこのテーマなのですが、これには色々な意味を込めています。
今日はこのテーマで2つの事をお話したいと思います。
サーフィン上達には必ず必要ですし、上級者は必ずやっています。
目標に向かってまっすぐ進める?
まずはサーフィンに対しての考え方です。
あなたはサーフィンの目標ってありますか?
NSAの級認定に受かる。
大会で勝ちたい。
友達を抜かしたい。
エアーを決めたい。
海外で大きい波に乗りたい。
等々。
この目標に向かってまっすぐ進んでいますか?
上達する人ってまっすぐ進んで最短で到達していると思いますか?
答えは?
NO!
です。
実際にはあっちこっちにぶれながらジグザグに進ん
でいます。
こんなイメージです。
ずれながら修正しながら進んでいくんですね。
今いるところからまっすぐ進んでいるつもりが方向が数度ズレている。
途中でズレを修正してまた目標への繰り返しです。
ここで大事な事が有ります。
誰もが真っ直ぐに進めないのはわかります。
私が教えても、世界のトップコーチが教えてもです。
問題は、目標に向かって何度ズレていても進まないとズレに気づかないんですよ。
例えば目標に向かって2度ズレている。
1m先では2センチのズレですね。(実際は90度なので違いますが)
100m先では2mのズレになります。
1000m先では20mのズレとなります。
そのズレにどこで気づくか?
当然上級者の方はズレに気づくのが早いです。
問題は誰でも進んでいれは気づくのですが…
進まない方が居るんですね。
失敗と分かっていてもやってみる。
ダメもとでもひたすらやってみる。
考える前に行動する。
こんな方は直ぐにズレに気づきます。
ですが…
失敗するかもしれないから様子を見る。
ダメそうだからやめておく。
冷静に考えすぎて行動できない。
こんな方は時間をかけて1mしか進まないので2センチの誤差に気づかないわけなんですね。
誰でもまっすには進めないので、とにかく進まないとズレに気づきません。
ズレに気づかないとゴールには近づけません。
とにかく進まないと上達は出来ないんです。
先日ドルフィンが上達したいなら500回やれ!と書きましたが、ドルフィンなどはまさにそうなんです。水中での動きはその本人にしかわからないんです。沈め方のコツは教えることが出来ますが、戻されないやり方は自分で見出すしかないんです。
ライディングでまっすぐ進めますか?
もう一つ。
今度はライディングでまっすぐ進めますか?
波に乗るととにかく動き回る方が多いですね。
波のフェイスにレールをセットして、じっとしてまっすぐに進めますか?
これが出来ない方は”適当にサーフィンしている”という事です。
落ち着いてフェイスの波のパワーに身を任せて乗ることが出来ないんですね。
ショートで膝波だったら多少はしょうがないでしょう。
胸肩でじっと真っ直ぐ進めないようでしたらちょっと考え直しましょう。
まっすぐすすめるようになってからでないとまともな”アップス”は出来ませんし、ボトムターンからリップアクションなんて”運”でしかないですよ。
しっかりとした体重移動でのターンも、一度じっと真っ直ぐ進んでから考えてターンしてみてください。
とにかく動かず真っ直ぐ進むだけの日なんて作っても良いかもしれませんね。
私は何度も練習生の方に言ってますが、普段のサーフィンは”練習”なんです。
大会であったり、級認定などが本番なんです。
部活動を思い出してください。
毎日はじめから最後まで試合していましたか?
入部したら直ぐに試合でしたか?
基本的な動きをコツコツとやった方がレギュラーに昇進できるんですね。
影で練習も必要でしょう。
ビデオで研究も必要でしょう。
ゴールに進むためには、日々努力で突き進んで、ズレを修正することなんですね。
私も一緒に海に入ると思いっきりやっているように見えるかもしれませんが、日々何か練習していますよ!
不思議に思ったらなにを練習しているか上級者に聞いてみてはどうでしょうか?
まずは真っ直ぐ進めない方は真っ直ぐ進んで見てくださいね。(どちらの真っ直ぐもです!)