サーフィンのアップスで安定感を極める!
ある程度テイクオフ出来てもライディングの安定感に掛ける方って海で結構目にします。
アップスでバタバタしてしまって全然前に出て行かない方も多いです。
しっかりと安定感のあるライディングで、ボードを踏み込んで加速するにはどうしたいいのか解説します。
そういう方は大体のパターンとして、テイクオフ時に漕ぎすぎで、焦ってすぐに立ち上がってしまう方が多いです。
恐らくご自分では落ち着いているつもりだとは思うのですが、意外と早くなってしまっている事に気づき辛いんです。
そこでご自分でチェックしてください。
テイクオフ時にお尻が上がっていませんか?
陸やってみるとお尻が上がらなくても、実際にテイクオフする際には上がってしまう方が多くいらしゃいます。
そんな方は陸でテイクオフ時に下記をやってみてください。
(スクールに来ていただいた方はやり方がわかると思います)
ちょっと文章では分かりづらいですが…
練習としては、陸トレ時にテイクオフで足を着く前に必ずお尻を横に向けるようにしてください。
1でしっかりとプッシュアップ。
2で顔、肩、お尻、膝まで全部横にねじります。
横向いて寝る方向です。
顔はボード進行方向が12時だとしたら3時方向に向いて良いです。(レギュラースタンスなら)
方は斜めになります。
おへそ膝は3時方向へ向きます。
3でその状態から膝だけをプッシュアップした空間に入れるように、お尻の向きを変えずにスタンスまで引きずってテイクオフです。
陸上では出来るだけ遅くやってください。
ゆっくりやることで身体に動きが記憶されます。
特に2の身体をひねる動作がないと、立つときにお尻を上げないと足が入らないので、どうしても不安定なテイクオフになりますし、お尻を上げるということは頭が下がりますので、パーリングの原因になりますし、パーリングしなくても落ちながらテイクオフになってさらに安定しません。
立ってから一度フェイスにセットし直さないとライディングが安定しな方は恐らくこれです。
まずはしたの動画を見てください。
このミックファニングのテイクオフをスローで見てください。
PCなら右下のギアマークをクリックすると速度を変える事が出来ます。
0.25で見てください。
お尻が上がらずに、テイクオフで足がついた瞬間にはお尻が板と並行方向へ収まっています。
ライディングで安定感を極めるには、テイクオフ完了時に、お尻が板と平行では無く、開いてしまっていると後ろ足で踏ん張れないので、前足荷重になりやすく、さらには後ろ足も踏み込める体勢ではないのでフラつきます。
よくあるハウツー等で進行方向へ身体を向けるというのがありますが、上級者やプロなどで進行方向へ腰を開いている人は居ませんよ。
重いものを投げてみてください。
腰を開いたままだと重いものは投げることが出来ないんです。
投げる瞬間に後ろ足が踏ん張れないと投げれないので、バックスイングで後ろ足に体重を乗せて腰を閉じるのが後ろ足加重で踏ん張る体勢です。
何のためにレギュラースタンスやグーフィースタンスがあるのか考えて見てください。
利き足の方が強いから、コントロールするために必要な後ろ側に利き足が来ています。
利き足を殺して、腰を開いたら、後ろ足でコントロールする事が困難になるために、弱い前足でバランスを取る必要があります。
特にライディングが得意では無い初心者の方が腰を開きやすいですね。
海ではこの体勢になる方は確実にバランスが悪いです。
ちょうど昨日のレッスンでココを重視して練習していました。
立てても不安定だったり、安定しているつもりの方でも、もっと安定できるし加速できる体勢にもなります。
腰を閉じることを意識するだけでもライディングの安定感は変わりますよ。
初心者の頃はまずは上級者のように自由自在に動けませんから、まずはじっとしていても安定できるように練習してください。
うまくフェイスにレールがセットできれば、この腰を閉じる体勢ができていると自然に体重の踏み込みが使えてボードコントロールが容易になります。
上達してボトムターンからトップターンに移る際に、この腰を閉じることが出来ないと踏ん張れないので技ができるようにはなりません!
まずは安定した体勢が取れるテイクオフを覚えましょう!