パドリング

リスク少なく効率よく波を取るパドリングの仕方

良い波が来た!

といって漕いでも乗れなかったり、

乗れたけど波につかまってしまったり、

他の誰かに乗られてしまった!

等といったことが多いですか?

今日は、出来るだけリスクを少なくしてライディングに繋がりやすい効率の良い波の追い方を書いていきたいと思います。


効率の良い波取りは大会で覚えた!

私はアマチュアですが、現役時代は年間10回以上の大会に出て、1コケしたこともありますが、大きな大会でも優勝した時などは1回の試合で6ヒートを戦ったりと年間でも平均で40ヒート以上はこなしてきました。

そんな事を何年もやっていたのですから、いままで数百ヒートは経験してきています。

大会では1ヒート15分の間にしっかりと自分のベストサーフィンを見せなければ勝てません。

そのベストなライディングをするためには自分が良い波に乗らなければいけませんし、逆に良い波に乗らせてしまっては負けてしまいます。

そんな毎年何十ヒートもこなしていれば波の取り方にはかなりのテクニックを必要とします。

自分でもいろいろなパターンを頭の中に認識しています。(その場限りの適当なテクニックでは無く)

こういうシュチエーションの場合はどの動きで波を取りに行くと乗れる可能性が高いか?

などというパターンです。

大会の場合は全員ピリピリしていますから、心理的なテクニックもありますし、ルールを駆使したテクニックもあります。

今回はそういう際どいものでは無く、普段から海を見ているとやってしまう悪いパターンを改善するだけで乗れるようになる簡単な基本的な動きです。

ある程度パドリングが出来る前提になるので、テイクオフ自体を練習する方には不向きですが、ある程度テイクオフ出来て、ライディングの練習中の方には有効だと思います。


波を効率よく取りに行きリスクの少ない行動の仕方

まずは動画をご覧ください。

この動画でも説明していますが、なぜかピークを見ながらテイクオフをしに行く方が多いですね。

あとは、どこも見ていないパターン。

波にセットして波のピークが足に近づくと真正面を見てパドリングに集中してしまう方です。

そして本数を多く乗っている方は良いパターンで波を追う確率が高いです。

レギュラーの波を狙っているのにグーフィー側に向いて波を取るのはかなりリスキーです。

どうしても右に波が入ってしまい仕方の無い場合もありますが、意外と一般の方を見ていると、明らかにレギュラーの波が入ってきているのに、波に乗れるタイミングでしか動かない方が多いですね。

本数を多く乗る方はもう少し早い段階で動いて、予備的に大きく右に移動してしまい、その後波に合わせて左にパドリングしながら左回りで波を取りに行きます。

 

当然一番奥にいるのですから波が取りやすくなります。

 

しかも奥から前に出て行きながらパドリングしているので波と出会うポジション調整も簡単にできます。


どこの時点で動き出すべきか?

問題はどこで動くかという点です。

波をしっかりと見ながらテイクオフしたい上級者の方は、波から出来るだけ目を離したくは無いです。

初級中級の方に多いのが、波が来ると、波に滑り出すということがメインの思考に変わってしまう方が多く、ライディングをどうしようとか考えて漕いでいる方が少ないように思えます。

そこで、初期動作のポジションを見ていると、波が近づいて来た時に動き出すタイミングが違うんです。

上級者の方は、

乗れる可能性が有ればとりあえず動く

動きながらポジションを合せて、ポジションが予測に合わなければその時点でパドリングを辞めます。

初中級の方に多いのが、

波が来たら波に乗れると判断がつくまで動かず、乗れるとわかってから動き出す

 

どちらのパターンが多く乗れるかは言うまでも無いと思いますが、乗れるとわかってから動き出しているのに、乗れるかどうか分からないけど動き出している方よりは乗れません。

どういうことかというと、これは助走区間の長さという感じです。


例えば?

たとえば、400mリレーで、助走区間が極端に短いコースと、長いコースだったらどちらがスムーズに受け渡しが出来るでしょうか?

当然長いほうが、

早めに走り出して、助走区間内で加速し、速度を合せたところで受け渡されます。

助走区間が短いと?

急加速して受け渡しとなるので、走り始めのポジション取りにミスをすると受け渡しが出来ませんし、出来ても焦ってスムーズでは無くなってしまう可能性が高い


出来るだけリスクの少ない動きを覚えること!

波にスムーズに乗るには、

必ず波を見ながら、波が来るタイミングに合わせて助走をして、波が押されるパワーが自分に出来るだけかかるように位置調節出来るかどうか?

という事なんです。

テイクオフ時に波から目を離して漕いでしまう方は、まずは波から目を離さないで漕ぐ練習から始めて、最終的には動画のように効率よく行動して波を取りに行くと良いです。

ある程度乗れる方は、奥のポジションがどの程度奥でも抜けてこれるのかを把握しておかないと奥から攻めることが出来ませんが、だれも居なければそこまで奥に行く必要はありませんし、人が多い時には奥に行く必要が有ります。

その分人が多い時には予備的に動く動作を早めにする必要が有りますので、波に乗れると思ってから行動しても遅いのは認識しておいてください。

動画で説明しているのは基本的なテクニックで、波取りに必要なテクニックと考え方は何百と有るのでここでは書ききれませんが、最低でもこの動画のような行動をとることで一日に乗る本数は増えますし、良い波を良い波として乗れる確率も劇的に増えてくると思いますよ。

是非お試しください。

サーフィンレッスン歴25年近く、延べ2000人近くレクチャーしてきたノウハウと、月間に10万件近い閲覧数を誇るブログを運営してノウハウを提供しています。リアルレッスンもわかりやすいと評判で、予約が殺到しています。 是非私のメソッドをお試しください。

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